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なりたい自分になれるように

なりたい自分になれるように

コロナがあって嫌でも立ち止まって考えることの多かったここ2~3カ月。自分を見つめる時間でもあったと思う。

ここ最近の私は、お庭の手入れやお庭のリニューアルもやっていて、以前一緒に働いていた植木屋さんたちに協力してもらったり手伝いに行ったりすることがある。そして思う。この植木屋時代の経験なくして今の私はない。当然だけど植木屋さんの仕事は灼熱の夏も、凍える冬も外仕事。自然の厳しさをダイレクトに受けながら作業をしている。辛かった時もたくさんあったけど、仕事を通して植物の強さや美しさを勉強し、その仕事の技術をあげていくのはとても楽しかった。国家試験は学科と実技と要素試験(葉っぱの試験)があって実技は決められた区画内で垣根や手水鉢を据えて、筧を作って、飛び石を据えて、植栽をして、、のように茶庭を時間内に仕上げる。時間に追われる焦りと、死にそうな真夏の暑さと、正確に作らなければ受からないプレッシャーと、石が重すぎるのとで訳が分からない苦しさだったのを今でも覚えている。笑 学科も、世界や日本の庭園様式の歴史から植物の害虫から砂や石の種類から、造園に関係することがすべてギュッと詰まった試験だった。この試験勉強も今となっては本当にやってよかったことの一つ。何かあったときに頭の中の引き出しを開ける感覚だ。どの仕事もそうだけど継続は力なりだと感じる。今の若者には古ーいって言われそうだけど。笑 もちろん要領よくこなすのも大切だけどそれだけでは得られないものというのがある。そして長く濃い時間を過ごした仲間と今こうしてまた一緒に仕事をしたりお酒を飲んであーじゃないこーじゃないと話せていることが本当に幸せだなと思う。

そして花の仕事。舞台は変わって六本木。植木屋の時はこんな大変な仕事はないだろうと思っていたが大間違い。違う種類の大変さ。笑 水揚げに、活け込みに、店番に、受注に、事務に、経理補助に、、、業務が多い!やることは無限大。まず植木屋の時のようにお昼寝ができない。笑 私はこの経験によりお昼寝の偉大さを知る。お昼寝は免疫をあげるのに効果絶大。忙しい中イベントが入れば普段の業務にプラスα。でも師匠についた私は毎日素晴らしい芸術に触れ、真似をするところから習得しとても貴重な体験をたくさんさせていただいた。この花の仕事も毎日花に触れて、お客様との間でのコミュニケーション、時にはお叱りもうけつつ成長していったように思う。挟みを持ってから早、15年。今自分で好きな仕事ができていることは、まぎれもなく未熟な私を励まし叱ってくれてほめてくれた仲間たちのおかげです。そして自分で自分をほめるのはもう少しこのプラスボタニックが飛躍してからにしておこうと思います。

まだまだだけど一つ言えることは今の自分の仕事そのものは、前の自分がこうなりたいと思って紙に書いたこと。図で自分を中心に書いてた。言霊を信じて、なりたい自分は口に出して言うことはいろいろな人が言ってるけど本当だね。だからもっと具体的に口に出していこう。今日は自宅で事務的なことをやりながら新たなやりたいこと、なりたい自分が出てきてすごくワクワクした気分になりました。これから5年後、10年後の自分が思ったようになっていることを願って!

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