facebookで、私がなにやら花や植物の仕事をしていると知った、中高の学生時代の友達から連絡が来て、彼が管理を担当しているマンション植栽のリニューアルをしたいから提案してほしいということで、打ち合わせをし、3つのマンションの植栽をリニューアルしました。
一つ目のマンションは3月の施工でしたが、住人の方から「入口が植物で明るくなって嬉しい!」とオーナーさんへお手紙もきたそうで、オーナーさんからそんなに喜んでいただけるなら他のマンションもということで、6月に2つのマンション植栽をリニューアルしました。
マンション植栽は、もちろんマンションを建てたときからそのままで、枯れてしまっているものはもちろんですが、どうしても昭和に建ったマンションの植栽は昭和感が否めません。そのままでももちろんキチンと手入れをすれば良いのでしょうが、リニューアルするとやはり新しい雰囲気に居住者さんもオーナーさんも通行人さえ気持ちもあがります。
時代は昭和から平成そして令和へと移り変わって、駅も街も変わっています。住む場所を選ぶときに、町や駅の雰囲気を選ぶように間違いなくマンションの入り口の雰囲気もおしゃれかどうか、重要なポイントとなっています。
毎日見るマンションの顔ですからとっても重要な部分だなぁと思います。
私はマンション植栽やお店の植栽の提案をするときに必ず考えるのは、どんな人が住んでいるのか?レストランであればお客様の客層を伺います。女性が多いならやっぱり女性が好む雰囲気に、お店やマンションの建物の雰囲気を合わせて考えています。どうせ変わるなら、このお店(マンション)雰囲気良いねって思ってもらって、お客様が増えると良いなと思います。
そして植物の癒しのチカラで一人でも多く笑顔が増えることをテーマとしてやっています。
お客様に喜んでもらえることで、マンションの方もお店の方も緑を大切に考えてくれるので、お水をあげてくれたり枯れたものをちょっととってくれたり。それだけでずっと楽しんでもらえます。
ポイントとして重要なことがもう一つ。それは、おしゃれなら何でもよいわけではないのです。デザインだけに特化して植物のことをあまり知らないで進めてしまうと、せっかくの植栽が枯れてしまう可能性があります。
日陰にはどのような植物が良いか。土壌の状況。落葉樹、常緑樹のバランスなんかも大切かもしれません。
最近ご紹介から、また新たにマンション植栽を提案させていただくことになりイメージを練っている最中。完成して住人の方が喜んでくれていることを想像しながら丁寧な仕事をしたいと思います。
マンションA
殺風景だった入口にカラーリーフなどで彩を。5月には山吹の黄色い花がきれいに咲きました。それぞれの木や植物が成長の時期には葉を茂らせツルは伸びて気になっていた縁石を隠すように伸びていくように植栽。
マンションB
既存のサツキツツジを撤去し、猫除けのネットを張り替え、それらは隠すように植栽。
マンションC
ガラ(石)だらけで植物が育たなかった土壌は白玉砂利を敷きプランターを設置。